前回のデプロイの途中失敗を受け、この記事は既に行ったことも含め、一度整理する意味と備忘録も兼ねて重複個所も含め記載することにしました。
Concrete CMS開発環境をローカルにデプロイ
本環境をv8.5.7にバージョンアップ後、本環境の構成・データを開発・テスト環境にデプロイ(データベース。テーブルや記事。画像などのファイルを配置)するために、
開発・テスト環境は、MAMP 4.2.0環境(PHP 7.4.1、MySQL 5.7.24)に concrete5 v8.5.7を新規インストールする。
要注意事項
- MAMP 4.0.1では、phpのバージョンが低すぎる(v7.2.1)
- 最新版のMAMP 5.0.4では、phpのバージョンが8なので、concrete5 v8.5.7をインストールできない(ConcreteCMS v9.0.0から利用可能であるが、今回の目的である、ローカルサイトでのconcrete5 v8.5.7からConcreteCMS v9.0.2※へのバージョンアップ実地テストに利用できないので、最新のMAMPはあきらめる。ローカル環境でConcrete CMS v9後に新しいMAMPにすることを考慮する)
- 後から本環境のデータベースを移行する為に、開発・テスト環境のテーブルは、データを空にする
- 本環境のファイルを移行する為に、開発・テスト環境の(C:\MAMP\htdocs\concrete8.5.7)配下のフォルダをリネームする(concrete8.5.7配下を全て本環境のフォルダで置き換えることはないし、無意味だと考えるため)
※.この原稿執筆時点で、v9.1.0がリリースされていたので、開発・テスト環境のバージョンは、concrete 5 v8.5.7からConcrete CMS v9.1.0へのバージョンアップ実地テストに変更する。
Concrete CMS 9.1.0(ZIP形式 72.0MB)(2022.5.13 リリース)
(開発・テスト環境は、その名の通りv8➡v9や、他に試したいことの為のTest環境)
- MAMP4.2.0環境
- フルサイトマップ
- フルサイトマップ経由トップ画面時のエラーメッセージを確認
- 開発・テストサイト訪問
- 本環境データを開発・テスト環境へのデプロイ完了
MAMPのローカル環境にconcrete 5 v8.5.7をインストールするためのデータベースを作成する
phpMyAdminから、Create database concrete857
Server Connection collation : utf8mb4_unicode_ci で作成
図は作成後の状態です。
今回の目的は、本番環境をv8.5.7から、v9へバージョンアップする(どこかのサイトでv8の最新版で➡v9バージョンアップも問題ない・・・と読んだ気がするのだが、そのサイトを失念してしまった)ため、そのまま本環境で行うには少しの勇気がいるので、開発・テスト環境を作って、そこからv8.5.7から、v9へバージョンアップすることで、安心感を得たいことに端を発したもの。
ここでは、表現の都合上、バージョン9以降を”Concrete CMS”とし、バージョン8までを”concrete 5”と記載する。(ダウンロードサイトは既にConcrete CMSとなっている)
concrete5本体と日本語化モジュールをダウンロードする
https://concrete5-japan.org/about/download/
Concrete CMS 8.5.7(ZIP形式 48.4MB)(2021.11.10 リリース)
日本語化モジュールは.orgのサイトから、Package versionを指定してダウンロード
※.8.5.7日本語用(日本語化)モジュール
➡ http://translate.concretecms.org/translate/package/concrete5
8.5.7の.moファイルをダウンロード
(translations-ja_JP.mo)をリネーム ➡ messages.mo
今回は、最新バージョンも同時にダウンロードしておきます。
Concrete CMSと日本語化モジュールをダウンロードする
https://concrete5-japan.org/about/download/
Concrete CMS 9.1.0(ZIP形式 72.0MB)(2022.5.13 リリース)
➡ http://translate.concretecms.org/translate/package/concrete5
9.1.0の.moファイルをダウンロード
(translations-ja_JP.mo)
ダウンロードしたconcrete5-8.5.7.zipを解凍後フォルダconcrete5-8.5.7 フォルダを丸ごと、C:\MAMP\htdocs\ にコピーする。コピー後のフォルダを“Concrete8.5.7”にリネーム
Softフォルダ:G:\concrete5ーConcreteCMS\V8.5.7-2021-11-10\concrete5-8.5.7\concrete5-8.5.7 ※. concrete5-8.5.7 フォルダを丸ごと、C:\MAMP\htdocs\ にコピーする。
MAMPフォルダ配下のhtdocsフォルダ配下に、ダウンロードしたConcrete8.5.7をコピーする。
8.5.7日本語用(日本語化)モジュール” messages.mo”を、Concrete8.5.7/application/languages/ja_JP/LC_MESSAGES/配下にコピーする(これを省くと、インストールは英語版となり、後から日本語化が必要となる)
※. /application/languages/配下には何もないため、”ja_JP”フォルダ、”LC_MESSAGES”フォルダを順に作成してから行う。
C:\MAMP\htdocs\Concrete8.5.7\application\languages\ja_JP\LC_MESSAGES\messages.mo
C:\MAMP\htdocs\concrete8.5.7が今回、開発・テスト環境にインストールv8.5.7です。
他は、
C:\MAMP\htdocs\a-itc.infoは、WinSCP(FTP)で入手した本環境のコンテンツです。
C:\MAMP\htdocs\Concrete5は、テスト的にインストールしたv8.5.6です。
C:\MAMP\htdocs\ConcreteCMSは、単独でテスト環境にインストールしたv9.0.2です。
http://localhost/Concrete8.5.7/ (データベース:concrete857)
プルダウンから日本語(日本)を選択
(先の“messages.mo”をCopy/Pasteしていない場合は、選択肢は”English”のみ)
※インストールチェック(適合性検査)
全ての項目に✅が付いていないと、
先に進めない(インストール要件未達でインストールできない)
次は、各種設定値の入力です。
ユーザ検索から管理者ユーザ追加
インストール時のデフォルトユーザ”admin”は、セキュリテイ対策の為、新しい管理者ユーザ登録後に削除する様にします。
アプリケーションが利用するデータベース(MySQL)の記述を確認しておきます。
C:\MAMP\htdocs\concrete8.5.7\application\config\database.php確認
バージョン8.5.7単独のインストールで生成されたテーブルの数は、
250+93=343です。これは、v5.6.0.2のサイトとは別に、v8.3.2から始めた本環境で、バージョンアップを行いv8.5.6では329個のテーブル、v8.5.7へのバージョンアップで357個となったテーブルの数とことなります。(このことで大きな障害にならなければ良いが・・・、既に過去ブログで書いた本環境のv8.5.6のデータを開発。テスト環境のv8.5.7へのデプロイで失敗した経験から、本環境をv8.5.7にバージョンアップしての再試行なのだが・・・)
C:\MAMP\htdocs\concrete8.5.7\packages\配下にアドオンを追加
Version9に互換性があるものだけダウンロード済み
結果としてこれらのアドオンはv8.5.7では使いません(v9対応版なので使えません)
C:\MAMP\htdocs\concrete8.5.7\packages配下にCopy/Paste
アドオンのインストール:確認
Version9に対応のアドオンは、v8.5.7ではインストールできない。
上記アドオンフォルダの内、機能追加画面に表示されたものは、マニュアルナビ”manual_nav”のみ
C:\MAMP\htdocs\concrete8.5.7\packages配下にCopy/Pasteした
advanced_html_block 拡張HTMLブロック
ec_recaptcha recaptchaブロック
open_graph_tags_lite
simple_gallery シンプルギャラリー ブロック
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theme_stucco テーマ:漆喰(stucco)別途インストール済み
vivid_like_Not_V9
マニュアルナビ”manual_nav”などのアドオンは、v9.1.0にバージョンアップ後にインストールする。
(stuccoテーマはv9対応していないため、v9.1.0にバージョンアップ後に検討する。)
(v9でstucco無しで、現状のレイアウト。イメージが壊れないことを望むばかりです。)
ここは、前回のブログで詳しく記載したので、詳細は省きます。